過酷な過去


007/カジノ・ロワイヤル


正直、ちょっとにやけてて、どうなのかなとおもっていました。
でも、俳優さんがモデル的な性格ではない、
ということで今のところ落ち着いています。
予告編は、ほんとうにお話が前後していて、
「いいのかな?」という感じでしたが、そこは素人考えなのでしょうけれど。








ジェイムズ…
見に行かないとわからなかった、魅力。


エヴァ・グリーンの演じるヴェスパーの現れる後半から、ぐっときました。




ヴェスパー、


あぁ、素敵でした。


とくに、やはり、あのシーンです。



あのことが起こってからの、
血浴びてしまった、ヴェスパー。
そして、
シャワー室でのふたり。




でも、
もうすこしあきらめずにいてもらえたら。


…だからこそ、ボンドはひかれた。
彼女の「想い」が
こころからの、うつくしさをひきたたせてる。


なんて、とっても、語りつくされたことば。
けれど、そんなふうに、


なんども、また感じることができるのも、いい。
とてみ気持ちのよい瞬間…。



ジェイムズのダブルオーになる決定的な出来事のメインで、
おたのしみの秘密アイテムやカーアクションはすくなく、



前半は特に、どのくらい動ける役者さんなのか、
もちろん、スタントの方の優秀さもさることながら、
その移り変わりを感じさせないくらいの動きだと感じました。
次回作へむけて、そこを分かってもらいたい気持ちも伝わってくる、
アクロバチックシーンの印象的でした。
もちろん、舞台がコンゴなので(知識は皆無といってよいほどですが)、
よけい怖かったということも重なっています。




ル・シッフルに、もっと精神的においつめらてゆくのかとおもいましたが、
そこはダブルオー…。
私が前作をひきづっていただけだった?
しかも、あの拷問(T_T)
ほかになかったのかしら。
そこはダブルオー、ぜんぜん笑えませんが、男の何某というものなのかしら。


わたくしには無縁ですが、
うつくしい女性にとって、これがまた、
うつくしく且つバリバリ働きたい女性の壁を、
ジェイムスのお見通しというのは、結構ほろりと、励まされてしまうのかな。
きっと素直になれる映画なのかも、
判っていても、通してくれない、という人にも素直になれるかもなあ、
なんて思いました。