レディ・イン・ザ・ウォーター


映画の説明にあるような、おとぎ話のような映画だった。
唐突ですが、
ひとつの視点として、この映画に誘ってくれる男性なら、
おつきあいしてもいいのでは、という映画というほうが、
判りやすい方もいらっしゃることでしょう。



「おとぎ話」といっても、そこには大人の、がつく。
要約だけでも、ねたばれになってしまうので控えますが。



男性の心の奥に閉じ込めているものの、
その鉄の扉の厚みをぎっしりズズーっと、
クローズアップされて、みていて困ってしまった映画。
主人公の過去に関係なく、
男性なら誰しも、このような、感じなのだろうとおもう。



主人公の職業は、マンションの管理人さんなのかな。
ところが管理人さんにしては…ちょっとすごすぎなのでは?という(よい意味での)人あしらい。

そのマンションには多種多様な民族があつまり集う。
主人公は鉄の扉に、もうひとつ錠前をつけるような、つけたかったのだとおもう。

だからよけいに判る人には、ばればれになってしまうことにもなるのかな。



女性が見る場合、
このくらい何もしゃべらずにいて、男性に探ってもらうと、いいかも、という恋愛指南のひとつになりえるかもしれません。
そして、聞かれたことだけを話、また、彼の話を聞いていたからこそ、
「あれ」をしても、きらわれなかったのだとおもう。


彼女は、裸もおくびなく晒してしまえる女性でしたので、
恋愛には結びつかなかったのかもとおもいました。
もちろん、男性が女性を肉体の機能に従い愛せる精神をもっていたということとあわせて。